この記事で分かる事
・募金詐欺の実例(口コミも)
・募金詐欺の見分け方
・募金の断り方
今回は、募金詐欺について私の実体験も含めてお話しさせていただこうと思います。
目次
募金詐欺の実例
私も街中などで、震災や海外の貧しい子供に対する支援を呼び掛けている状況に、何度か遭遇したことがありますが、募金詐欺といっても、募金を募る理由は多種多様です。
金沢にもフィリピン募金詐欺が涌く季節となりました。年末年始はご注意ください。 pic.twitter.com/VLx4LrvOBZ
— ねこねこわーるど本家 (@neko2world) December 19, 2019
ここで、実際にどのような募金詐欺があるのか、例をいくつかご紹介させていただこうと思います。
①海外に住む貧しい子供の支援を謳ったケース
出典元:girlschannel
都市部であれば、一度は見かけたことがあるかもしれませんが、片言の英語を話すアジア系の女性が、「よかたら、募金してクダサイ」と支援を求めるチラシや子どもの写真を見せてくるようなケースです。
撃情報が多いJR池袋駅周辺に行ってみると、さっそく若い女性が笑みを浮かべ話しかけて近づき、青いカードを差し出した。そこには「フィリピンのめぐまれないこどものためにかつどうしているボランティアです」と書かれてあった。女性は「(金額は)あなた次第です。ハート、ハート」と言いながら手でハートのマークを作ってみせた。募金を断ると、甘えた表情でねだるように「1000円だけでもいいです」このフィリピン女性は池袋駅近辺で夕方から夜にかけて5時間以上も声をかけていた。募金の入った封筒を見せてもらうと4000円ちょっとある。ところが、女性が手帳に記入していた募金の金額と比べ数千円少ない。いったいなぜ。最初の秋葉原駅に戻り追跡すると、募金の封筒からお金を取り出しスポーツドリンクを購入、電車の切符も買っていた。そこで女性たちを直撃すると、タガログ語で「適当に答えればいい」「知られたらまずい」と話しだし、「一部を小遣いに使っている」と白状した。
引用元:j-cast
「フィリピン募金詐欺」地方に来ていて騙されました😵💦
「恵まれない子供たち」というカードを見せられて。
小銭を出そうとしたら「チガウ」って千円取られた❗💸
署名は平仮名の下手な字ばかり。
募金箱は持たず小さな封筒に金を入れてました。
人の善意につけ込んだ詐欺。
気をつけましょう‼️
— けいた (@g4Vy8UmZz1gbzOe) December 19, 2019
もちろん、このような街頭募金がすべて詐欺とは言い切れませんが、万が一騙されて本来募金が必要な人たちにお金がいかないような状況になるのは本末転倒なので、悲しいかな少しは疑う心を持つことも必要なようです。私も過去に一度、このように話しかけられ、募金している人のリストを見せられ1000円払ったことがあります。最初は100円くらいを募金しようと思ったんですが他の募金者の名前の横に、1000円と書かれていたので、同調圧力的なものを感じて申し訳なく感じ払ってしまいました。
②動物愛護団体を謳ったケース
出典元:girlschannel
善意の寄付をめぐる詐欺事件です。大阪府吹田市にある動物愛護団体の理事長の男が、「病気の犬を助けてほしい」とウソの内容のチラシを送り、現金を騙し取ったとして逮捕されました。チラシに使っていたのは死んだ犬の写真でした。これは大阪の動物愛護団体が支援者に送っていたチラシ。病気の犬を救うためとして必死に寄付を呼びかけていますが、実はこの写真の犬、チラシを送った時点ですでに死んでいました。呼びかけの内容はウソだったことになります。大阪府警は22日、吹田市の動物愛護団体「JCDL」の理事長、門田充博容疑者(54)を詐欺の疑いで逮捕しました。警察によりますと、門田容疑者の直接の容疑は、このウソの内容のチラシで寄付金を募り、団体の支援者から現金5千円を騙し取ったというものです。門田容疑者の愛護団体は、飼い主が飼えなくなった犬や猫をひきとり、新しい飼い主を探すなどの事業を展開。関係者によりますと、門田容疑者は2,300人の支援者にこのチラシを送り、あわせて100万以上にのぼる寄付金を集めていた疑いもあるということです。
引用元:fc2ブログ
これも、開示されている情報が不明瞭であることなど、募金活動している人全てが良心のみで活動しているわけではないという事を気付く必要がありそうです。
タワモン並んでる時に動物愛護の募金とかいって声掛けられたんだけど説明不十分、上から目線、募金するまで動かず…怪しすぎるので調べたら募金詐欺とか言うやつらしい。並ぶビリーの皆さまお気を付けてください💦
— 𝐉𝐚𝐠𝐮𝐚𝐫 𝐋𝐯.𝟒𝟎 (@jaguar_TYMS) December 5, 2019
③震災復興への支援を謳ったケース
出典元:asahi
東日本大震災への募金を装って、現金をだまし取るなどしたとして、警視庁は19日までに、詐欺事件と詐欺未遂事件2件を摘発し、容疑者2人を逮捕した。警察庁によると、大震災に関連した詐欺事件の摘発は初めて。立川署は19日、街頭募金を装い通行人らから約1万2千円をだまし取ったとして、昭島市宮沢町2、無職、中村雄一容疑者(29)を詐欺容疑で逮捕。JR立川駅前の路上で募金箱を自転車の前かごに入れ、「被災者のために募金をお願いします」と呼びかけていた。「声が小さく挙動が不審」と感じた通行人の20代男性が中村容疑者を追跡。募金でジュースを買うのを目撃したため、同署員に引き渡した。
引用元:日経新聞
こちらも、過去、街中で中年の男性に震災のチラシを見せられて復興のための募金を求められた際に募金したことがありますが、中には募金を私的利用する人たちもいるようなのでこちらも同じく気を付ける必要があります。
震災後、義援金詐欺が出てきます。募金する際は証明書を見せてもらうか、企業などが行っている募金活動に貢献しましょう
— 天災bot (@tensai_bot) December 22, 2019
募金詐欺の見分け方
出典元:YMCA
ここでは、その募金が詐欺かどうかを見分ける方法についてお話しさせていただこうと思いますが、詐欺も年々より高度なものになってきているので、慎重に判断することが大切です。詐欺かどうかを本質的に見分けるには以下の3つを参考にしてみてください。
詐欺を見分けるポイント
・HPの有無(ないのは怪しい)
・お金の流れが明瞭かどうか
・活動の具体性はあるか
どの点においても、どれだけその募金活動に信憑性が持つことが出来るかという事が大切になってきますが、街中で話しかけられた時など、短時間で見分けるのは正直難しいようにも思えます。ですが、その短い時間の中で判断する際は、3つ目の「具体性」という事を特に注目してみてください。活動の収支や、具体的にどの機関に寄付しているのかを確認するだけでも、詐欺であるかどうかをかなり絞りこむ事が出来ます。「端から疑いにかかるのは申し訳ない」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、募金活動の正当性を主張するにしても、最低限の情報も開示できないのであれば、そもそもそのような団体(個人)は募金活動をするべきではないので、募金全体のイメージを悪くしない為にも、怪しい団体には募金しないという心構えが必要です。
詐欺募金と普通募金のざっとした見分け方なんですけど、普通募金は募金箱の前で通行人みんなに募金をお願いしてます。
詐欺募金の場合ノルマがあったりしますので自分から通行人に募金してくださいって言い寄ってきます。— なうら (@naurarice) December 9, 2019
正しい募金の断り方
出典元:flickr
いままで、幾度か募金をしてきた経験がある私ですが、現在は全ての募金をその場では断るようにしています。というのも、街中などで声をかけられた際に募金するという行為は、自分の意志で募金したのかそれとも単に流されて募金したのかが分からない為です。私個人としては、募金する人たちを尊重していますし、募金は人の役に立つとても崇高な行為だと思っています。しかし、単にその場の雰囲気に負けて流されて払っているのだとするならば、それは本来の募金のあるべき姿ではないような気がしています。そうならない為にも、街中での募金は即決するものではなく、自宅等に戻ってから、再度チラシやHPをよく見て、それでも募金しようと思えるものにのみ募金するべきだと思います。その場で断れない空気を作って募金を促す行為も、弱い者に対する搾取であると思うからこそ、その場で払うのは一度保留してよく考えて募金することをおススメします。
フィリピンの貧しい子供達に募金してって言われた、こういうのほんと断れないだって、本当の募金だったら可哀想だし恵みたいからーてことで1000円あげちゃた。
— 🍓 (@ORIKEN0830) November 14, 2016
募金断れない人です(´._.`)シュン
しかもお金渡してから別の外国人にも頼まれるという…
(さすがに2回目は出川Englishで上手く断った)— ギャングのボス (@vtlv_0511) December 22, 2018
私自身、今までは募金を断れない人間だったので、募金詐欺に騙されない為にも、その場では募金をしないという事を肝に銘じて、私もやっている募金の断り方を最後にご紹介して終わりたいと思います。
募金に限らず、本来人間は一度受け答えなどをしてしまうと心理的(一貫性の法則)に、その後のお願いに対して断りにくくなるように出来ています。ですので、一番はそもそもかかわりを持たない、いわゆる無視するのが募金詐欺に引っかからない最善の行動です。しかし、私のように無視するのが難しいという方は、話をひとしきり聞いた上で「帰ってからHPやチラシを再度見たうえで、募金するか考えてみます」と言う風に言いその場を去りましょう。(その際はHPなども詳しく教えてもらう)公的な団体であれば、たとえその場ではなくてもHPなどからでも募金することは可能ですので、よく考えて納得した上で募金するかどうか決めることが大切です。
また、募金するのであれば、その場の雰囲気や、説明してくれた人に対してこのまま何もしないのはという申し訳なさを抜きにして考える必要があります。(募金のスタッフ自体、その団体のスタッフではなく単なるバイトという事も多々あります)募金をしないという人の中には、「募金の半分は団体の経費になっているとかも聞くし募金自体に意味がない」という意見の人もいますが、私は、本人がちゃんと考え納得した上で募金するのであるならば、募金で助け合う事は大変すばらしい事だと思っているので、どんどんするべきだと思っています。
だからこそ、私はこのようなことを考えて以降は街中などで、声をかけられた際はその場で募金する事は一旦避けて、一度持ち帰ってから再度募金するか考えるようにしています。
まとめ
今回は、募金詐欺について私の実体験も含めてお話しさせていただこうと思います。
ポイント
・募金詐欺が流行している
・動物や、貧しい子供、震災など理由は様々
・活動の具体性があるか質問した上で募金する事が大切
・その場では募金するべきではない
・募金は断れない人たちから搾取しているという節もある
・一度持ち帰り再度考え納得して払うべき
これで今日の井戸端会議は終了です。
それでは、また(^^)/