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千と千尋の神隠しのリンの正体は白狐じゃなかった!?人間説を徹底検証+ツンデレ・リンの魅力について

 

ひまぱんだ
千と千尋はいいぞ~

 

ガルパンおじさん出てきてるやん(笑)
忙しいトリ

 

この記事で分かる事

・リンの正体

・ツンデレキャラ『リン』の魅力

・『リン』に対する世間の評判

今回は、私の大好きなジブリ映画のひとつ『千と千尋の神隠し』に出てくる、『リン』の正体について考察させていただきたいと思います。

千と千尋の神隠しのリンの正体は人間?それとも白狐?

まず、結論から言いますがリンが人間であるという可能性は低いです。(証拠的には100%の否定はできない)また、白狐とも言われていますが、他の動物である可能性も考えられます。

そう思われる根拠など、可能な限りそれぞれの説の情報を集めましたので、それらと共に個人的な見解をお話しさせていただきたいと思います。

 

ひまぱんだ
白狐じゃないの?

 

ほかの説もあるみたいよ
忙しいトリ

 

リン人間説

出典元:seesaa

リンの人間説は、映画「千と千尋の神隠し」のパンフレットのキャラ紹介欄に、「人間」と書かれている事や、以前宮崎駿さんが『煙突描きのリン』という作品を作ろうとしていたという情報などから、この説が出てきました。

 

出典元:seesaa

ちゃんと、『人間』と書かれているのが分かります。というか、リンって14歳だったんですね(笑) 調べるまで知らなかったんですが、14歳というと中学二年~中学三年生の年齢ですし、頼もしさとあの姐御感は14歳には到底見えてませんでした(笑) 話を戻しますが、リンが人間であると言われる説のもう一つの根拠である『煙突描きのリン』という作品で出てくる少女が『リン』であることや、銭湯が話に出てくるなどの共通点が見られます。

 

ひまぱんだ
パンフレットには人間って書いてあるね(笑)

 

これはもうわからんな(笑)
忙しいトリ

 

ちなみに『煙突描きのリン』は20歳の女性と60歳の男性が恋に落ちるというラブストーリーだったんですが、鈴木敏夫さんに辞めるように説得され、この作品は敢え無くボツになりました。しかし、構成が出来ている中でボツになってしまった『煙突描きのリン』という思い入れのあるキャラと同名のキャラを敢えて『千と千尋の神隠し』に出してきているあたりが、宮崎駿さんの『リン』というキャラに対する思い入れの強さを感じられます。それを踏まえると、人間がいないとされる千と千尋の世界で、『リンが実は人間だった』というウラ設定があったとしても不思議ではありません。

なぜなら、宮崎駿さん自身『もののけ姫』のモロと乙事主がかつて恋仲であった事などを誰にも言わず、作品を作ろうとしていたお方だからです。この事から、周りには言わないだけで『リンが人間である』という裏設定を宮崎駿さん自身の頭の中では、構想していたということも考えられます。

※モロの声優をされていた美輪明宏のリテイクで、セリフの雰囲気を指示する際に、「二人は、実は...」と宮崎駿さんだけが知る裏設定がその時初めて発覚しました。

 

ひまぱんだ
え!?モロと乙事主って恋仲だったの?

 

そやで(笑)もし、美輪さんがその時いい感じにセリフ言えてたら、そのまま言わないつもりやったんやと思うで(笑)
忙しいトリ

 

しかし、千と千尋のストーリー上でこの説を考えると少し無理が出てきます。というのも、リンが人間であるならば作内での千尋に対する態度の辻褄が合わないためです。

例えばこのシーン。この時点でリンが自身を人間であるという事を隠して生活しているという事も考えられますが、その他にも釜爺からイモリの黒焼きをネタに渋々頼みを受け入れるのも、人間というよりも化け物よりです。(ちなみに湯屋で働いているのは大半がカエルとナメクジが化けたもの)その後、湯屋のカエルに「なんか匂わんか。人間だ。お前人間臭いぞ、美味そうな匂いだ」と千尋と一緒にいたリンが詰め寄られている事から、人間特有の匂いというものがあることも分かります。

ちなみに妖怪など人間の姿に化けるものとして、タヌキや狐の他にも犬や猫、蛇やネズミなどがいます。リンのイメージとしては背が高くほっそりしているためタヌキというよりかは、猫や狐がしっくりきます。

 

ひまぱんだ
釜爺も優しくて好き

 

釜爺の声が菅原文太でほんとよかったわ
忙しいトリ

 

ニオイに関しては、作中でハクが「三日もココのものを食べれば臭いは消えよう」という発言をしていることから、長年この世界にいるリンは人間でも人間臭くないという可能性も一応否定は出来ません。他にも、千が息を止めて橋を渡り切る前に呼吸をしてしまい、人間が入り込んだと騒ぎになっていましたが、それはつまりあの橋が一種のセンサーのようなものになっていて、外部から人間が入った事を知らせる機能がある事が分かります。

それはつまり、リンが湯屋に入る際も同じような事になっていることが考えられるので、リンが人間であることももしそうであるならば、その時にバレている可能性が高いように思えます。以上の事から、個人的には「リンが人間である裏設定があれば面白い」と思いつつも、これまでにお話しした様々な要因から、「リンは人間ではない何かである」というのが私自身の見解です。

次に、リンが白狐であると言われている説について考察していきたいと思います。

 

ひまぱんだ
人間でもそれはそれで面白いね

 

そうなると、千尋と同じで外から来たってことになるしな
忙しいトリ

 

リン白狐説

出典元:flying-fantasy

これは「The art of spirited away―千と千尋の神隠し」という宮崎監督のイメージボード、キャラの初期案などが載っている中の『リン』の部分です。リン(白狐)と書かれていることから、「リン=白狐」という説が出てくるのも分かります。しかし、これはあくまで初期の設定であることから、最終的な設定は「白狐」ではないという可能性が出てきました。というのも、初期のカオナシは以下のような設定だったからです。

出典元:flying-fantasy

以上の事から、初期の設定が必ずしもそのままであったという確証はありません。また、当時、千と千尋の作画監督をされていた安藤雅司(あんどうまさし)さんが以下のように語ったとされるものも残っています。

 

ひまぱんだ
カオナシカッコいい(笑)

 

宇宙からきた貴公子みたいやな
忙しいトリ

出典元:flying-fantasy

最初は、イタチかテンのようなイメージだったようですが、最終的には顔の長さまでもが変わっています。これ以上の事はパンフレット等でも明確には明かされていないため、リンが白狐である可能性や、他の動物である事が、リン人間説でもお話ししたように考えられることが分かると思います。(以下の画像は日本の妖怪で、人に化けることが出来ます)

 

ひまぱんだ
はぇ~。人に化けるのでも、結構種類あるんだね

 

この中だったら、白狐であって欲しいけどな(笑)
忙しいトリ

 

結論、白狐でないという可能性を払拭する証拠は出てこなかったため、こちらも変わらず「人間ではない何かの生き物」がベースなのではと思われるので、その中ではもっとも白狐説が有力あるというお話しでした。

【千と千尋の神隠し】可愛い!ツンデレキャラ『リン』の魅力

そもそも、リンの正体が気になる理由の一つとして、『リン』というキャラの良さが挙げられます。というのも、千に対しての態度はまさに「頼れる姐御」という感じで、作中でもとても魅力的なキャラとして描かれているので、最後にそのお話をして終わりたいと思います。

 

中でも、リンの良さは、冷たいようで実は気にかけてくれているというツンデレにあります。釜爺に頼まれ渋々湯婆婆の所に連れて行ったのだと思ったら裏では心配しており、教育係を命じられた時も表では嫌がりつつも、裏では一緒に働くことを喜んでくれていました。その後、千がお腹が痛いと蹲ったときは、心配して寄り添ってくれています。

ツンデレキャラが好きな私としては、身悶えするほど『リン』というキャラはいい味出てます!話の終盤、カオナシが千を追いかけるところでも、『千に手出したら承知しないからな!』とカオナシに釘を刺す徹底ぶりです。

リンの好きなシーン

一緒に働けることを喜んでくれるツンデレシーン

・茶碗の飯が臭気で腐るシーン

・千に代わってハンドルに紐をめっちゃ早く巻くシーン

二人であんまんを食べるシーン

・桶をキコキコ漕ぐシーン

雑巾がけの時は、『もっと力は入んないの?』と千に言っていることから、ただただ優しいのではなくメリハリのある厳しさも持っていることが分かります。また、名のある川の主が来たときは千が頑張っているだけのように見えて、釜爺の元に行き薬湯を目いっぱい出すように頼んでいるなど、先輩として的確な指示を出し、尚且つとても頼りがいがある事が分かります。

 

そして個人的に一番好きなのが、あんまんを二人で食べるシーン。

騒動あった後に、どこか物悲しいBGMと共にリンが「こんなところ辞めてやる。いつか街に行くんだ」と語るんですが、その後の、千が苦団子を食べて、あまりのまずさに足の指を動かすシーンまでの流れがとても良いです。

 

ひまぱんだ
てか、一つ気になったんだけど。リンはなんで湯屋で働いてるの?

 

あくまで推測やけど、やっぱお金の為やないかな
忙しいトリ

 

れについては情報源は見つからなかったため、これはあくまで推測なんですが、名のある川の主が置いていった砂金や、カオナシが出した偽物の砂金に対して千以外の従業員は、リンを含めてかなり執着している描写が度々見られたことから、リン自身も今すぐにここを抜け出したいけど抜け出せるだけのお金がないという事なのではないかと推測できます。または、湯屋に入る際に湯婆婆とした契約で、期間が決められていて契約に縛られているという可能性もあります。

 

ひまぱんだ
奥が深いねぇ~

 

何度見ても面白いから、ホンマ凄いわ(笑)
忙しいトリ

 

ちなみに、この記事を書く際にも千と千尋を見直しているんですが、キャラ設定から、BGM、キャラの動き、キャラデザイン、ストーリーなど全部が全部最高でした(笑) また、暫く経ったら見たいと思います。その際に、リン以外にも千と千尋の神隠しに関することで、気が向いたら、また記事を書くかもしれません(笑)



まとめ

今回は千と千尋に出てくるリンの正体についてお話しさせていただきました。

ポイント

リンの人間説はパンフレットが元

千に対する対応からもリンが人間である可能性は低い

・でも人間だったらそれはそれで面白い

・ボツ案『煙突描きのリン』が元の可能性もあり

リンの初期設定は白狐だった

リンの最終の設定は不明

推測の中では白狐が最有力な説

これで今日の井戸端会議は終了です。

それでは、また(^^)/